満州国建国以前に日本人が満州に於いて運営していた公司について、
アメリカを主とする欧米各国の記者団が”視察団”を編成して満州にやって来た。
こんいち、日本は何から何までアメリカと提携してやっているのだが、にもかかわらず、アメリカの政府やマスコミがどれだけ日本を識っているかとなると、甚だ疑問なしとしない。まして、ジェット旅客機もなければ宇宙中継のTVもなかった明治末期ごろのアメリカ人記者団が、どれだけ日本のことがわかっていたかといえば、一そう悲観的にならざるを得ないのに、マスコミの常として、いつも自信過剰なのだ。本国を出航する以前に彼らはすべてを知っていると思いこんでいて、「ワルモノ日本」の先入観でこりかたまって、それを証明しに現地にやってくる。そしてアメリカ式の頑固で押しつけがましい正義観念で、つごうのいい証拠だけを探しまわり、一つでも見つかると鬼の首でも取ったかのように騒ぎたてる。
こっちに言わせれば”侵略”を言うのなら、白人種各国の植民地がアジア全域至る所にあるし、現に中国を侵しつつある白人列強の経済的侵攻の有力な一環にアメリカがある。
「よくまあ、自分のことを棚に上げて他人のことが言えるものだ」と呆れてしまう。
これを読むと「昔も今も何も変わっていないなあ」と思う中、裏を返せば、いまだにトヤカク言われてしまう隙を与えている段階の日本も、何も変わっていないんだなあ...
アメリカを主とする欧米各国の記者団が”視察団”を編成して満州にやって来た。
こんいち、日本は何から何までアメリカと提携してやっているのだが、にもかかわらず、アメリカの政府やマスコミがどれだけ日本を識っているかとなると、甚だ疑問なしとしない。まして、ジェット旅客機もなければ宇宙中継のTVもなかった明治末期ごろのアメリカ人記者団が、どれだけ日本のことがわかっていたかといえば、一そう悲観的にならざるを得ないのに、マスコミの常として、いつも自信過剰なのだ。本国を出航する以前に彼らはすべてを知っていると思いこんでいて、「ワルモノ日本」の先入観でこりかたまって、それを証明しに現地にやってくる。そしてアメリカ式の頑固で押しつけがましい正義観念で、つごうのいい証拠だけを探しまわり、一つでも見つかると鬼の首でも取ったかのように騒ぎたてる。
こっちに言わせれば”侵略”を言うのなら、白人種各国の植民地がアジア全域至る所にあるし、現に中国を侵しつつある白人列強の経済的侵攻の有力な一環にアメリカがある。
「よくまあ、自分のことを棚に上げて他人のことが言えるものだ」と呆れてしまう。
これを読むと「昔も今も何も変わっていないなあ」と思う中、裏を返せば、いまだにトヤカク言われてしまう隙を与えている段階の日本も、何も変わっていないんだなあ...
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